第16回コピー大学賞の結果
課題:
人に親切にしたくなるようなキャッチコピーを考えてください。
課題提供:コピー大学
グランプリ
世界をちょっと優しくできる
中村 侑季さん
奨励賞
だれかの幸せをあなたから。
らいでんさん
あしたのあたしも、きっといい人。
新垣 朝之真さん
コピー大学事務局評
今回の応募総数は 7,171作品でした。
「席をゆずる」「親切は自分に返ってくる」「ブーメラン」「ヒーロー」「ありがとう」というキーワードや考え方をベースにしたアイデアが目立ちました。
毎回、似たようなコピーの応募は多数あります。
しかし、類似する発想は、言い換えると「誰もが思いつくこと」です。他の人が気づかない発想や表現を生み出してこそ、価値のあるキャッチコピーになります。
グランプリに選ばれた「世界をちょっと優しくできる」は、一般審査による得票数がダントツのトップでした。
一般審査員の評価は、
「押し付けがましくない感じがいいと思った。一番すっと入ってくる表現だと思う」
「親切しろというような押し売り感がなく、親切は無理なく簡単なことで皆を幸せに優しくできるイメージがするから」
「1人1人の親切な行動が世の中にいい影響を与えるという感じが良い」
「時代を動かすぐらいの力あるコピー。」
「控えめだけど印象に残るキャッチフレーズだと思いました。」
「ちょっとという言葉が自然でいいなと思った」
といったものでした。
特に多かったのは、「押しつけがましさがない」というコメントです。
つまり、このコピーを見た人が自ら「親切にしよう」と思うコピーだということです。
惜しくも賞からもれてしまいましたが、下記の作品も一般審査において高い評価を得ています。
「親切って、気持ちいい」
「気づいてないの?自分の優しさ。」
「親切はギフトだ。」
「あなたは、わたし」
「人はやさしさでできている」