第9回コピー大学賞の結果
課題:公共広告
『読書』の楽しさ、素晴らしさを伝えるキャッチコピー
(本が読みたくなるようなコピー)
課題提供:コピー大学
グランプリ
退屈なんて、めくれば消える。
江副 佑輔さん
受賞の言葉
没頭しないと、本は頭に入ってこない。
本と向き合っているとき、それは夢中になっているときだと思います。めくるたびに広がる光景には、退屈を消し去ってくれる力があると思います。
本が好き。その一歩手前の人にも届けたい。読書の包容力を届けたい。
もっと本が、読書が、いろいろな人に好かれる存在になってもらいたい。
コピーを懸け橋に、一冊の本をそばに置いてほしいです。
コピー大学奨励賞
正々堂々、現実逃避。
松田 裕美子さん
冒険も事件も恋愛も
ヤモリさん
コピー大学事務局評
応募総数は,2,862作品と、コピー大学賞がスタートしてから初めて2,000点を超える作品が集まりました。
応募作品の傾向として、「様々な人生を体験できる」「過去や未来を体験できる」「冒険できる」といった作品、本を「世界」や「宇宙」など「別の空間」に例えた作品が多くありました。
また、表現としては「扉」「めくる」といった言葉が散見されました。
コピー大学奨励賞に選出された「正々堂々、現実逃避。」のように、「現実逃避」という言葉を使ったコピーもいくつかありました。
グランプリに選ばれたキャッチコピーは、一般審査で圧倒的な得票数を得た作品です。
「最近読書する時間が持てていなかったのですが、本を読みたくなりました」
「テンポがいいコピーです」
「本の楽しさや面白さが伝わりました」
「シンプルなのにインパクトのあるフレーズで、少しワクワクしました」
「すごく1ページ目をめくってみようという気持ちになった!」
「本という言葉を使っていないけれど、めくるという言葉で本だと連想できる」
「ページをめくって一行読んだら、その本の世界に引き込まれる感覚が表れている」
といったコメントが寄せられました。
惜しくも賞には選ばれませんでしたが、
「人生を変えるのは1冊だけではない」
「本は誰よりもおしゃべりな友人だ。」
「愛すべき、暇つぶし。」
「誰にも邪魔されない、あなただけの冒険」
「どうか、終わるな。」
「人生は一度きりなんて、嘘ね。」
なども評価の高い作品でした。