第5回コピー大学賞の結果 復興応援キャッチコピーコンテスト
課題:「おらほもあんだほもがんばっぺし!!Bag」を全国の人たちに使ってもらうためのキャッチコピー。
このバッグは、東日本大震災で被災した女性たちが、「生きる」ために心を込めてつくりあげています。
課題提供企業:南三陸ミシン工房様
南三陸ミシン工房は、東日本大震災で被災した女性たちが、ミシンを仕事や生きがいにしていくための工房です。
復興のために立ち上がろうとしている東北の女性たちが集まり、オリジナルバッグのほか、企業の販促ツールなどもをまごころを込めてつくっています。
これまでに、様々な企業からの依頼により、エコバッグ・巾着・コースター、ぬいぐるみなどの布製品を縫い上げています。
おらほもあんだほもがんばっぺし!!Bag
http://www.mishinkoubou.org
南三陸ミシン工房のホームページ
グランプリ
それぞれの場所で、
それぞれの「がんばっぺし」。
山下英夫さん
受賞の言葉
『一人ひとり状況は違うけれど、懸命に毎日を生きている人たちとそれぞれの場所で、一緒にがんばっていけますように。』
「がんばっぺし!」「Hang in there!」という言葉には、作り手の方々のそんな強い想いが込められていることを知りました。
この想いに感銘を受けたと同時に、何よりも強いメッセージであると感じました。
素直に、曲がることなく、この想いを伝えられたら。そんな発想から考えたのが、このコピーでした。
バッグに込められた想いに、そして、グランプリに選んでいただけたことに、わたし自身、とても励まされました。
自分のコピーで、少しでも南三陸の皆さまのお役に立つことができれば嬉しいです。
これからも「がんばっぺし!」のコトバを胸に、心に届くコピーを書き続けていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
コピー大学奨励賞
希望は、持てる。
柳元 良さん
コピー大学事務局評
グランプリに選ばれた作品は、商品そのもの、そして作り手の思いを的確に表しているキャッチコピーです。
キャッチコピーには、商品の魅力や機能、ユーザーメリット、課題の解決など、様々な切り口でつくられるものですが、『思い』もキャッチコピーづくりの重要な切り口の1つです。
今回、グランプリに選ばれたコピーは、その思いを表現したものになっています。
コピー大学奨励賞は、1点のみ。短くシンプルで、力強さを感じさせるコピーです。「希望を持てる」ことと「バッグを持つ」ことをかけたコピーです。人に元気を与える前向きなコピーです。
※今回は「復興応援キャッチコピーコンテスト」として、被災地企業に課題を提供いただき、開催いたしました。